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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第6章 デートの練習


 ちなみに、今回の渋谷事変聖地巡りデート(の練習)のプランは五条先生に全てお任せしている。お財布もまるっと預けることにした。

 と言っても五条先生の金銭感覚で好き放題使われたら1日で破産してしまうから、先生からしたらありえない低予算デートかもしれないけど、渋谷で壱万円使い切ったらデートは終わりってことでお願いした。




 一時間後、私達は渋谷の地に降り立った。沢山の人や車の往来で騒がしいこの街は、今日も熱気に包まれていて、冬の北風なんてどこかに吹き飛んでしまいそうだ。

 渋谷駅を出た人たちは、皆それぞれの目的地に向かってせっせと足を動かし、街の中に溶け込んでいく。

 そんな中、五条先生は周りよりも少しスローペースで歩き出し、ハチ公像の前まで行くと立ち止まった。あたりをくるりと見渡す。
 
「うーん……やっぱり人がいっぱいいるね」

「渋谷ですからね」

「千愛、大丈夫?」

「あぁ……うん……ありがと」

 様子を伺うように顔を覗きこまれたのは、都心は苦手だって私が昨日、不安を口にしたからだろう。五条先生がさっきゆっくり歩いたのも、どうやら私のことを気遣っての行動だったみたいだ。


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