第6章 デートの練習
五条先生とデートの練習なんて、突然言われて、どう答えればいいのかわからなくなってしまって。
練習って何するんだろ。恋人の真似事みたいな事? 腰に手を回されて歩いたりするのかな……そう思ったらドクッドクッと勝手に胸の鼓動が速くなる。
それと同時に渋谷という場所へ向かう不安や緊張も入り混じる。
それに、私は五条先生が普段連れて歩く可愛らしい女の子とは全然違うから、きっと先生はつまんないだろうな、とかそんな事も考える。
もたもたと返事を渋っていると、五条先生はベッド下から、ごそごそと何かを取り出した。手に持っているのは呪術廻戦のコミックスだ。