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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第3章 8・3抗争


流石に警察が来たら立場が危ないのだろう。
男達は顔面蒼白にさせながら、どうしようと慌てていてふと視線を違う所に向けるとそこにはキヨマサが倒れていた。
白目を向いて倒れている光景に首を少し捻る。


「どーするよ!?レッド!」

「バックレんぞ!テメーら!!」

「オッ、オウ!」

「キヨマサ君は!?」

「ほっとけ!」


やっぱり喧嘩賭博なんてするぐらいの屑だ。
仲間なんて簡単に見捨てて走って逃げてしまい、その光景があまりにも無様に見えた。

すると緊張の糸でも溶けたのだろう。
山岸達は『ふー!!!』と言うとその場に座り込み、荒い息を吐いている。


「オレ似合わない事ばっかりして、ずっと空回りしてて。でもムダな事なんて1個もなかった。アイツらがちゃんと見ててくれたから」

「やったぞタケミチ」

「見た?オレのスーパーミラクルパンチ」

「オマエがぶん殴られてんのは見た」


振り返れば武道は嬉しそうにしており、山岸達の言葉を聞いていた。
だがふと気付いた…武道の左手から血が流れていて、刺傷のようなものがある事に。


「和泉、危ねぇ所ありがとうな…」

「それは良いんだけどさ…お前、この傷どうした?」

「え……あ、コレはキヨマサくんに」

「あ?キヨマサ??」


コイツ、喧嘩賭博の時じゃ飽き足らず武道を刺したのか…なんて思えばどんどん怒りが湧き上がる。
やっぱりあの時佐野先輩が殴ってる所を止めなきゃ良かったと後悔しながら、血が流れる武道の手を見た。


「みんな!ボーっとしてんな!ドラケン君を早く救急車に!!」

「う…うん!!!」

「急げ!」


龍宮寺先輩は千堂達に担がれながら救急車へと向かい、武道もタクヤに肩を貸してもらいながら歩いた。
そして救急車に近づけば、救急隊員達は慌てて走ってきて龍宮寺先輩をすぐ様タンカーに乗せる。

出血具合から見てかなり傷酷い。
救急隊員の表情からして、かなり危険な状態だと直ぐに分かった。


「そこ君も救急車に乗りなさい!手のひらの怪我を手当するから!」

「え、オレも…!?」

「それとそこの肩を怪我してる君も!出血が酷いから乗りなさい!!」

「いや、オレは」

「いいから早く!!!」


このぐらい平気ですと言う前に、オレと武道は救急車に押し込まれ直ぐに救急隊員に応急処置の手当を施された。
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