The best happy ending【東リべ/三ツ谷】
第3章 8・3抗争
「愛美愛主総勢100人!東卍5人相手だ、前みたいにヒヨんじゃねぇぞテメエら!!オレは長内みたいに甘くねぇからよぉ!!」
「ウッス!!!」
「逃げたら追い込みかけて前歯全部なくなるまでボコるかんな!!?」
「……ッウッス!!!」
「そして神澤和泉を捕まえろ。でも傷一つでもつけてみろぉ。殺すかんな??」
幼馴染の情なのだろうか。
修二の言葉に愛美愛主の残党達は顔を引き攣かせながら俺を見てきた。
仲間に対しても脅しをかけるとは修二らしい。
だが俺には相変わらず甘いらしく、小さく舌打ちをしてから修二を睨みつけた。
「変な遠慮は要らねぇよ。本気で来い」
「はぁ、相変わらず可愛げのねぇの。まぁ、言うこと聞かせるには痛みが1番かぁ?くくっ…マイキーもドラケンもまとめて鏖だぁ♡」
さっきまで大した人数は居ないと思っていたのに、いつの間にか愛美愛主の残党の人数が増えていた。
あちら側が100人に対してこちらは5人…佐野先輩がいるとしてもこの人間は大丈夫なのだろうか。
(それにしても…なんで修二は愛美愛主なんかに?今までどのチームにも所属していなかったクセに)
俺が知らない所で知らない事をしている。
何故かそれに対してイラつきを感じて、修二を睨めばアイツは楽しげに笑っていた。
「こんなの聞いてねぇよ」
「武道…?」
「ナオトからこんなの聞いてねぇ…。抗争止めたはずなのに違う抗争が始まってる……歴史がおかしな方に行ってるっ」
武道の声が震えていた。
そういえば俺が聞いていたのは50人での抗争…だけど今は100人以上になっている。
ひょっとしたら武道が過去を変えたからだろうかと考えている時、遠くからバイクの排気音が聞こえだした。
「ふー、間に合ったか」
「え?」
「排気音…」
かなりの数のバイクの排気音が聞こえ、駐車場に数えきれないバイクが止まった。
集まってきたのは東京卍會の特攻服を着た人間達であり、中にはけーすけ君の姿もある。
まさかの東京卍會勢揃いだ。
「内輪モメは気乗りしなかったねどよぉ」
「愛美愛主相手なら思いっきり暴れられるんじゃねーかよ!!」
「結果今日が決戦になっただけの話」
「オマエら…」
「東京卍會勢揃いだバカヤロウ」
「どいつから死にてぇ!?」
「ぺー!!テメーはまず殺す!!」