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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第3章 8・3抗争


「そうか?あ、それより…和泉を連れて行きてぇ場所があるんだわ」

「連れていきたい場所?」

「おう」


三ツ谷先輩に『行こうぜ』と言われ、その言葉に従いまたインパルスのタンデムに乗って海を後をする。
そして彼が俺を連れてきた場所は海の近くにあるレストラン。

雰囲気が良く、白色で染められた外装。
海のイラストが描かれてあり、近くに見える海とよく似合うなと思いながら店を眺めていた。


「ここのレストラン、前から行ってみたかったんだよなぁ」

「そうだったんですね…」

「おう。安くて、美味いって評判だからすげぇ気になってて。来る客が学生が多いんだよ」

「へぇ。学生が多いって事は安いは安いんですねぇ」


学生の所持金なんてたかが知れている。
それでも学生が来れるという事は、料理の値段が安く学生に優しいものなのだろう。


「入ろうぜ」


三ツ谷先輩が手を差し出してきた。
思えば、この人結構キザったらしい事をしてくるなと思う。
高い所から俺が降りようすれば手を差し出して、こういう所でも手を差し伸べてくる。


「俺に女扱いしなくていいですよ」

「ん?女扱いじゃなくて、お姫様扱いかな?オレがしてるのは」

「…意味が分かんないんですけど」


お姫様ってなんだ。
結局私を女扱いしているのでは…と悶々と考えていれば手を取られた。


「……三ツ谷先輩ってほんと不思議な人ですよね」

「そうか?ほら、行こうかお姫様」

「お姫様じゃないですって…」


この人の目に映る俺はどんな姿をしているんだよ。
そう思いながら、手を取られたまま店の中へと入っていった。

店内は爽やかな雰囲気。
夏のイメージ曲が流れており、食欲を唆るいい匂いが店内に充満している。


「いらっしゃいませ。2名様で宜しいですか?」

「はい」

「ではお席へご案内しますね」


愛想の良い笑みを浮かべた定員が、俺と三ツ谷先輩を窓席へと案内してくれた。
丁度海が見れる見晴らしの良い場所である。


「こちら、メニューになります。お決まりになりましたら、そちらのベルを鳴らしてください。それでは」

「何にするかなぁ」

「あ、メニュー豊富ですね。海鮮系が多い」


パスタからリゾットにグラタン。
海鮮系の食材が使われたメニューが多く、どれも美味しそうで悩んでしまう。
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