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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第3章 8・3抗争


ルナマナちゃんと、三ツ谷先輩のお母さんが家を出て数分。
三ツ谷先輩は洗い物や洗濯物干したりしており、俺は手伝おうとしたが『客人だから』と居間に座らされていた。


「よし、終わった…。和泉出掛けるぞ!」

「え?あ、出掛ける??」

「今和泉の服全部乾かしちまってるから、オレの服貸すな。中一の時ぐらいの服がまだ残ってるはず…」


三ツ谷先輩は話しながら自室へと戻っていき、俺もその後ろを着いていく。
中一の時の服どんな服なんだろうと何故か少し浮つきながら。

そして俺は三ツ谷先輩に、黒の半袖パーカーと紺のジーンパンを貸してもらった。
中一の時の服だからサイズ合うかもと言われたが…。


「悪ぃ…やっぱりデカかったな」

「体格差がありますからね……。俺、三ツ谷先輩より身長まぁまぁ低いですし」

「まぁ、そうだよな。ジーパンは裾巻けば良いか」

「服、ありがとうございます…」

「ん、どういたしまして」


服を借りて着てみらやっぱり大きかった。
それに三ツ谷先輩の匂いが染み付いているのか、動く度に彼特有の香りがする。


「それで…何処に行くんですか?」

「ん?海」

「海?」

「そ、この時期と言えば海だろ?」


二カッと笑う三ツ谷先輩は年相応に見え、釣られて笑みを浮かべてしまう。
そして俺は三ツ谷先輩のインパルスのタンデムに乗って横浜へと向かった。

この時期はやはり海水浴に来る観光客や地元民が多く、海水浴場が近くなれば成程車の数や人の数が増える。
そして久しぶりに海に行くなと思いながら潮風を感じていた。


「やっぱり夏休みもあるから人が多いな」

「ですね…」

「と、駐車場はあっちだったな」


インパルスを少し傾けた三ツ谷先輩は、駐車場の駐輪場に止めた。
エンジンが完全に切れた音がしてから降りてメットを外せば、潮の匂いが強く感じる。


「そういえば、海に来て何するんですか?」

「んー?水遊び」

「水遊び……水着着てないのに?」

「ズボン捲ってれば良いだろ。ほら、行こうぜ和泉」


すると三ツ谷先輩は俺へと手を伸ばしてから、笑みを浮かべており俺は躊躇いもなくその手を取った。
そして人混みを避けた場所へと向かい三ツ谷先輩は靴を脱いでからザブサブと海へと入っていく。


「和泉も来いよ」

「はい」
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