第7章 調査兵団
解散になり 3人はフラゴン分隊長と訓練に行くようで呼ばれた
私もモブリットさんに挨拶をしようと足を踏み出したら リヴァイに手を掴まれる
「夜はカナコの所に行く」
「待ってるね」
離す時に手のひらを指でなぞられる ぞわっ としてリヴァイを見たら一瞬目を細め笑った
私達の行動を見ていたモブリットさんとハンジさんは私達の左手の薬指にあるリングに気付いた
「カナコはもう人妻だったんだね…ドンマイ モブリット」
「何を勝手に言ってるんですか?迷惑です」
モブリットさんはため息を吐きながら私に近づいて手を差し出しす
「カナコさん初めまして モブリット・バーナーです モブリットと呼んで下さい」
「カナコ・ヤマウチです私の事もカナコと呼んで下さい ご迷惑をかけますがよろしくお願いします」
モブリットの手を取り握手をする
「私はハンジ・ゾエだよ ハンジと呼んでくれたまえ!よろしくねカナコ」
モブリットと握手をしたままの手をハンジに掴まれ前のめりに挨拶される…圧が強い人だ
午前中は施設内の説明と各分隊長の部屋や 部屋にいない場合の各分隊長の行動パターンなどを教えてもらい 必死にメモる
ハンジに振り回されてるキャラだと思っていたけど 説明も分かりやすくて 各分隊長の行動も把握してるなんて 仕事の出来る人なんだと私の中で好感度は暴上がりだ
雑用係に必要な部屋の案内が終わると食堂と共同浴場とトイレや洗面所なども教えてもらう
兵舎も男女で別れてはいるけど往来を禁止してる訳ではないらしい
「じゃあ 私が男子兵舎にいっても大丈夫なんですね」
「カナコは1人部屋だから呼べばいいよ兵舎は大部屋だから プライベートな話はしにくいからね
そして鍵は必ずかける事!じゃないと君はあのハンジ分隊長に気に入られたみたいだから あの人は時間や空気を読まずにいきなり部屋に入って来るから注意してね」
「分かりました気をつけます」
確かにあのハンジという人はやりかねないと思った
「裁縫の仕事に必要な物のリストを作って欲しい それと午後からは街を案内するからね では昼食の時間だから食堂に行こう」
食堂で食べた昼食はパンとスープだけでなんとも味気ない物だった