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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第35章 約束





「お前らは俺が怪しいと思って絞った三つの店に潜入してもらって嫁を探してもらう。"ときと屋"の須磨。護衛は大進をつかせてる。"萩本屋"のまきを。護衛は隆元。"京極屋"の雛鶴、護衛は正宗だ。」


怪しいと思った店に入ってもらうのはこの三人に頼むとして、ほの花にも何か役割を与えてやらねぇとキャンキャンうるせぇからな。


(…俺が簡単にお前を潜入させると思うなよ)


納得したようには見せかけたが、諦めたわけではない。
ほの花を油断させるためにそうしたまで。


お前は家に連れて帰る。
それだけだ。


そのためにはまずはコイツらを"仕上げ"ないといけねぇ。
そう思い、再び目の前の餓鬼に目線を移したのに「嫁、もう死んでんじゃねぇの?」と言う猪頭に再び鉄槌を喰らわせてやった。


「伊之助‼︎なんて事言うの‼︎助けるために私たちが潜入するんだよ?!縁起でもないこと言わないで‼︎」


ぷりぷりと怒りながらほの花が猪頭に説教をたれるが、ほの花には懐いているのか頭をぽりぽりかきながら「ごめん」なんて言うものだから結局、腹の虫が治まることはない。


「御入用のものをお持ちしました」と言って屋敷の人間が入ってきたことでやっと重い腰を上げたが、怒りがおさまることはない。


「おい、テメェら。服を脱げ。」


「はい!」


「お前は此処で脱がんで良いんだわ‼︎部屋を出て、隣の部屋で着替えろ‼︎」


誰よりもやる気満々なほの花がいの1番に手を挙げるが、コイツは阿呆だ。阿呆でしかない。
ただ一人女なくせに隊服を脱ぎ始めるほの花の手を止めると「おい!コイツを適当に頼む。」と言って家主に引き渡す。


「え、えー?!し、師匠?!」


「このクソ弟子が‼︎場を弁えろ‼︎」


「ひ、酷い…!」


「どっちがひでぇんだ‼︎いいからとっとと言ってこい‼︎馬鹿弟子が‼︎」


どうしてアイツはこうも人の神経を逆撫でするようなことを平気でしやがるんだ。
震えるほどの怒りを拳に溜めていると竈門が「お察しします…」と憐れむような視線でこちらを見てきた。


察するんじゃねぇ。
これは俺とほの花の問題。お前にゃ関係ねぇことだ。

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