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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第35章 約束





コイツは確か竈門炭治郎。
鬼の妹を連れた鬼殺隊士の筈。
記憶がぶっ飛んだ時に行われた柱合会議の内容は後から議事録で確認したので大体のことは知り得ている。


背中に鬼の入った箱を背負っている額に傷のある剣士。


そして見覚えのあるのはそれだけではない。
あの日、ほの花と鰻を食べに行った時にいたからだ。

要するにコイツはほの花の同期。


腹の中でドス黒い感状が渦巻いたままその男を睨みつけるが、臆することなく俺に飛び掛かって頭突きをかまそうとしてきたことに少し驚いた。


(…度胸だけはあるようだな。)


だが、その程度の頭突きを俺が喰らうならば柱なんてなれやしない。

竈門の頭突きをかわして、女を二人抱えたまま屋根の上に飛び移ると下を見下ろしてやった。


「愚か者。俺は"元忍"の宇髄天元様だぞ。その界隈では派手に名を馳せた男。てめェの鼻くそみたいな頭突きを喰らうと思うか」


俺とは一度あの時会っている。ほの花が俺の継子だと知っているならば柱だと言うことも知ってる筈。

それなのに少しも怯まずに屋根の上の俺に向かってやれ「人攫い」やら「変態」やら女どもと一緒になって文句を垂れてくる奴らに苦虫を噛み潰したように顔を引き攣らせた。


「てめーら!こら‼︎誰に向かって口聞いてんだ!俺は上官‼︎柱だぞ、この野郎‼︎」


「お前を柱とは認めない‼︎むん‼︎」



俺は大人だ。
そう、大人だ。
コイツらは餓鬼だ。
そう、餓鬼だ………が、しかし!!!!


「むんじゃねーよ‼︎お前が認めないから何なんだよ⁈こんの下っ端が‼︎脳味噌爆発してんのか⁈」



どいつもこいつも思い通りにならない奴らばかりだ。
そもそも一番思い通りにならねぇのは自分の継子のほの花だが、今は考えるのはやめておこう。
アイツのことは後から考える。
まずは遊郭の潜入調査に行ったアイツらのことが先決だ。


「俺は任務で女の隊士がいるからコイツらを連れて行くんだよ‼︎継子じゃねぇやつは胡蝶の許可を取る必要もない‼︎」


しかし、下でべそかいてる女が抱えているうちの一人が鬼殺隊士じゃないと言ってくるので仕方なく放り投げた。


隊士じゃなけりゃ意味がないからだ。





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