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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第29章 停戦協定※





──女の人に…贈り物して欲しくない


ん?今、言ったのほの花で間違いないよな?
俺の上に乗ったまま顔を赤らめる彼女は昨日の情交を思い出させる。


「…な、…へ、へ?」


「だ、だって…、る、瑠璃さんは少し前まで天元のこと、好きだった…じゃん。だ、だから…、ま、また好きになっちゃったら…嫌だもん。」


「ちょ、…ま、待て…。わ、わかった。」


熱くなる顔を手で押さえると、ゆっくり起き上がって俺の上に乗っているほの花の肩に顔を埋めた。

単に赤くなった顔を見せるのが恥ずかしかったからだが。
ほの花があからさまに嫉妬を押し付けてくることは殆どないし、毒を飲むなんて危ないヤツじゃなくて此れは純粋に気持ちを伝えてくれるだけのものだ。

そんな物を突然ぶつけられたら嬉しくて顔がにやけるのは仕方ないことだし、完全に俺のツボを突いてきやがる。


「…よ、要するに、だ…。瑠璃に俺が贈り物をするのが…嫌なんだな?」


「…う…、だ、だってぇ…!も、もう、そうなったら打つ手がないんだもん…!今回はたまたま良かった、けど…本当は瑠璃さんに勝てる気しないよ…。」


馬鹿なヤツ。
勝つとか負けるとか。
ほの花に関しては代わりがいないのだからそもそも負けるわけがないのに。
それでも不安そうに俺を見つめるほの花に平気そうにしていたが、ずっとこの一連の行く末を案じていたのだろう。

折角、落ち着いたと言うのに俺が贈り物をすることで再燃することを恐れるのは普通のことかもしれない。


「…そもそも…俺の中では最初からほの花一択なんだけど…?」


「わ、私だって天元一択だけど…!で、でも、不安なんだもん…。瑠璃さんは美人だし、私より気が効くし、頭の回転も良いし…。それに比べてわたしは鈍感ですぐ怒らせちゃうし…。」


そんな風に思っていたのか。
今回の件は俺の後始末の悪さが引き起こしたことで、ほの花に非はない。
瑠璃がほの花を一方的に敵視したことでコイツを矢面に立たせることになってしまったが、任せっきりでほの花本音をちゃんと聞いたことなかったのかもしれないとこの時初めて気がついた。

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