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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第29章 停戦協定※





「あー…そんな男に絶対ェに渡したくねぇ。無理だ、無理無理。」


「いや、渡す必要ないですって。」


「分かってっけどよぉ…!こんなことしてその男の思う壺じゃねぇか!腹立たしいぜ…。大体、武器に装飾付けてほの花の気をひくなんざ、卑怯だろ!?俺だってほの花にもっと贈り物してぇっつーのに!何勝手にあげてんだよ!ふざけやがって…!!」


「…え、そこですか…?」


呆れた目で此方を向ける三人だが、俺の怒りは其処彼処にあるのだ。
もちろん"フラれたら面倒見てやる"というのも腹が立つし、裸を見たのも腹が立つし、人工呼吸という名の口づけをしたことも腹立たしい。
そして、贈り物をしたことも腹が立つのだ。


「怒ってんのはそれだけじゃねぇわ!だけど、アイツの持ち物で俺以外があげた物があるってことがムカつく!しかも武器なんて狡いだろ?!持たないわけにいかねぇじゃねぇか!卑怯者だろ?!」


「……そ、そうで、すね…。」


「それだけじゃねぇぞ!?アイツ、ほの花と温泉で裸の付き合いしたらしいじゃねぇか!!時間軸は知らねぇけどよ、想いを寄せてる今となっちゃァ、それ思い出して抜くだろ?!ふっざけやがって!!目ん玉くり抜いてやろうか?!」


「…その場合、もう見てしまってるので目ん玉くり抜いても無駄では…?」


確かにそうだ。
見てしまった後では脳裏に焼き付いているほの花の美しい肢体は消せやしまい。

…となれば…


「ちょっと…日輪刀の調子が悪ぃからよぉ、刀鍛冶の里へ行ってくらぁ…。」


「お、お待ちください…!何をしに行かれるんですか?!」


「…挨拶だ、挨拶!!俺の女が世話になったからよ。一発挨拶ぶちかましてくるべきだろ?!世話になりましたって!礼をよぉ!!」


「それ、礼じゃないです!!落ち着いてください!」


どんな面構えか一度見ておきたい。
宣戦布告されたのであればもちろんこちらもそれ相応の対応をしたいというものだ。
これは俺とその男の問題だ。
ほの花は渡さないという意思表示をしないと気が済まない。

こんなことをしちまった後だし、その男の思う壺だったかもしれねぇ。


それでも俺はほの花と離れることなんかできない。

アイツに死ぬほど溺れ狂ってるし、そばにいないなんて考えられないからだ。
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