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呪術回戦ー八月の忌み子ー
第7章 葛藤
『今日はゆっくり休んで。』
五条にそう言われ、香久夜は一人ベッドの上で横になっていた。
「わたし、なんにも、変われてない。」
そう口にしたとき、瞳の端から温かい涙がツーと溢れた。
呪力を外に出さないようになって街に出れても、いくら心を落ち着かせても、満月が来ればこの力は爆発してしまう。
私はずっと、誰かを傷つけていないと、生きていけないのかな。
寂しくて、苦しくて、うずくまる。
「お兄ちゃん…」
どこにいるの。
そう心でつぶやいた時、ガチャ、と扉が開く音がした。
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