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今宵は誰の腕の中で眠りますか⋯?

第15章 青の日々 (及川徹)



高校に入って初めての夏合宿。
今日から学校に泊まり込みで5日間。
ぁああちゃんに会えない…!!

振られたって好きが消えるわけじゃないし!
それどころか会う度に好きになる。

「はぁああ…っ」

「さっきからため息うるっせんだよ」

「だって今日から5日間もちゃんに会えないんだよ!?」

「あぁ、あ?」

忌まわしき合宿…!
思う存分バレーに打ち込めるのは最高なんだけど、そこにちゃんと会える要素が少しでもあれば…!!

「及川〜」

「なーに?」

「あれ」

「あれ?」

マッキーの指さす方に視線を移すと体育館の入口に立つちゃんがいる。

「あ、え…」

彼女に手招きをする溝口くんのもとへパタパタと小走りで駆け寄っていく。そこへ岩ちゃんも小走りで。

「おー、急に頼んで悪い」

岩ちゃんなにこれ!?

『いや、別にやることないしいいんだけど私なんかで大丈夫?』

「ルール知ってるし及川見てもキャーキャー言わないし十分だ。」

『ルールも試合見て覚えた程度の知識だけどね。』

「まっって、ちゃん何してるの!?」

『マネージャー。合宿中だけ。』

え、え?えっ!?ぇぇえええ!?

「うそ!?」

『ほんと』

「なにそれ聞いてないよ!?」

『岩泉から聞いてると思ってた。』

「ちょっと岩泉ちゃん!?」

「わりぃ、知ってると思ってたわ」

なんっなのこの2人!?
ていうか頼んだってなんで…??

「やっほ〜ちゃん、よろしくね」

『こちらこそだよ花巻くん。不慣れで逆に迷惑かけちゃうかもだけど宜しくね。』

「え、マッキー知ってたの」

「俺と松川はメールで聞いてたから。な、ちゃん?」

『そゆこと』

「俺だけ知らなかったんだ!?ていうかメールしすぎじゃない!?俺にはたまにしか返してくれないのに!」

声をかけた当の本人を見るとため息をひとつついて説明してくれた。

「普段マネージャーいなくても回るけど合宿ってなるとまた別だろ。3年生が1年で部活入ってなくてイケメン見ても騒がない可愛い子をご所望でな。が適任だと思った。」

確かに適任だけどこんな男だらけのところに…不安で死にそう…でも5日間一緒なのは嬉しくて情緒不安定になりそう…!
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