第9章 歪想 (羽宮一虎 / 場地圭介)
朝、目覚めてすぐに感じる違和感。
わたし服着てない…っ
隣には裸のカズくん。
そうだ私昨日…カズくんとシたんだ。
時計を見るとまだ余裕がある。
そっとベッドを抜け出してお風呂へ向かう。そのあとは、辛うじて鞄に入っていたメイク道具で気持ち程度にお化粧をして朝食の準備。
バタバタと支度をしているとカズが目を覚ました。朝から学校へ来ることなんて滅多にない彼だけど今日くらいは一緒にね。
お風呂から上がったカズくんと朝食を食べて、まだ眠たそうな彼を無理やり学校へと連れていく。いつもは圭介くんと2人で登校するからなんか新鮮。
「場地って毎日朝から学校いってんの」
『うん、毎日一緒にいってるよ〜』
「へー、すげぇな。俺は無理だわ。」
『カズくんもたまには一緒にいこう?』
「んあーまあ、たまには。」
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お昼休憩の時間。今日はまだ圭介くんに会ってない。昨日カズくんとあんなことがあって、なんだか顔を合わせるのが気まずい…。
今日は1人で食べようかな…。
『カズくん、これお弁当ね。』
朝作ったお弁当をカズくんに手渡す。
「お、さんきゅー。
場地んとこ行かねーの?」
『あ、んー…うん今日は教室で食べる。』
「あっそ、じゃあ俺もそーするわ」
『え、いいよ』
「俺だけ行っても変だろ。
わざわざ場地と2人で飯食う趣味ねぇし」
カズくんなりの優しさなのか気まぐれなのかは分からないけど、1人でいると変なこと考えちゃいそうだし助かったかも。
「なあ、そんな顔してっと場地にバレんぞ」
『…えっ?』
「俺とシたから気まずいんじゃねーの?
場地に合わせる顔ないてきな?」
『…なんでも分かるね。』
「俺にバレんだから場地なんか1発だろ。
普通にしてろよ知られたくねぇなら。」
『うん。普通に…する。』
こうやって逃げててもすぐに限界は来る。でもカズくんと関係をもってしまったことは知られないようにしないと。普通にしてなきゃ…。
「今日はどーする?
俺は全然シ足りねぇけど」
『ば…か!ここ学校!昨日シ…たじゃんっ。今日は圭介くんが補習無かったら一緒に帰りたいな。カズくんと3人で。最近3人揃って帰ること無かったし…』
「何照れてんだよ。
あーまあ確かに。んじゃそーするか」