第12章 新たな季節。
山田「藤川、大丈夫やった?」
佐々木「ん〜。結構ショック受けてたわ。
華ちゃんの雰囲気からして侑君にまだ未練ありそうな感じやん?
勝ち目ないって落ち込んでたわ。」
「・・・・」
山田「こんな偶然があるとはな。運命ってヤツ?」
佐々木「運命?何やソレ〜(笑)でもさ、あの2人、何で別れたんやろ、気になるな?」
「・・・・。」
山田「侑は特定の彼女は作らんていつも言うてたけど、華ちゃんは特別だったんかな。」
佐々木「そりゃーあんな可愛いくて良い子、そうそう居らんやろ?
・・・てかともみちゃん、さっきからぼーっとしてどないしたん?」
夕子ちゃんが心配そうに顔を覗き込む。
「あ、ううん…何でもない。」
私は笑顔を作り、氷で薄まったアイスティーを一口飲む。
侑君と華ちゃん、何話してるんだろう…。
つい意識が2人の方へ向いてしまう。
チラッと視線を向けると、内容までは聞こえないが楽しそうに会話をしているように見える。
…いやいや。
何をそんなに気にしてるんだろう。
気持ちにケリ付けてようやく元の関係に戻れたって言うのに…。
私と侑君は友達なんだから。