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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第2章 居場所=三ツ谷隆



同日、は佐野家にお呼ばれしていた


『今日はみんなでお鍋だよ〜』というエマのメールにワクワクしていた


もう何年も大勢で鍋を囲むことがなくなったので楽しみで浮かれていた


浮かれ過ぎていたから後ろの存在に気が付かなかった



鍋の材料になりそうなものはないかなとゴソゴソと冷蔵庫を漁っていたら いきなり声をかけられた


「おい」


「きゃっ!」


驚いて慌てて冷蔵庫をバタンと閉めたは無表情で後ろを振り向いた


背後にいたのは今帰ってきたであろう修哉では2人が帰ってくる前に出ていこうと思っていたので思ったより長くいすぎてしまったみたいだ



「お前、最近帰りが遅いよな」


「…普通だけど」


あまり2人きりで会話をしたくないは修哉から逃れるようにリビングへと足を向けた


「朝帰りもしてんじゃん、男でも出来た?」


「言ってる意味がわからない」


ニヤニヤと笑みを浮かべながらそういう事しか言えない兄に心底嫌そうな顔をするとさっさと出て行こうとするの手を修哉が掴んだ


「…何?」


「だってそういう事だろ?なぁ、俺も相手してくれよ」


そう言いながらの手をぐいっと引っ張ったので床に倒れたの体の上に遠慮なしに乗ってきた



その瞬間 の喉奥から声にならないヒュッという息が漏れた


この男は一体何をしているんだろう


仮にも義妹の体に馬乗りになって下衆い笑いを溢しているのを可笑しいとも思わないのだろうか


「どいて、冗談でも笑えない」


震える声で出来るだけ冷静に口にした


「大丈夫だって、一回くらいバレねーよ」


そう言いながら首元のボタンに手をかける仕草に全身に鳥肌が立った



駄目だ!早く抜け出さないと!そう思ったは思い切り手足をバタつかせた


「おい、大人しくしてろよ 早くしねーと帰ってくるだろうが!」


そう言って焦ったような口調の修哉の後ろのドアがガチャリと開いた


「香織…」


上に乗っている修哉の体の隙間から香織とバッチリ目が合った



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