第2章 居場所=三ツ谷隆
三ツ谷は部活中も上の空だった あまりにも変だったから他の生徒から帰ったほうがいいんじゃないかと言われるくらいにボロボロだった
家に帰ってもそれは変わることなく早く夕食を作らないとと思うのに上手く頭が働かなかった
何故彼女が付けているのか?
もしかして迷惑だったからあげた?
それにしてもと彼女の関係は?
考えれば考える程分からなくなった
「ねぇねぇお兄ちゃん、コレ食べていい?」
カバンと共に置かれていたカップケーキを見てルナが三ツ谷にそう聞くと「マナも欲しい!」と騒いでいた
「え…あぁ、半分こするならいいぞ」
「「わーい」」
ヘアピンの事で頭が一杯だった三ツ谷はカップケーキを貰ったことなどすっかり頭から消えていた
まぁ、食べ物だし害はないだろうと許可した
「あ〜!お兄ちゃんズルい!姉ちゃんに会ったでしょ!」
「マナも姉ちゃんに会いたかった!」
突然言い出した言葉に三ツ谷は2人を思わず見た
「いや、ルナもマナも最近 が来てないのは分かるだろう?」
何故急にそんな事を言い出したのか首を傾げながらいうと
「噓!だって姉ちゃんのお菓子の味するもん」
「もん!」
2人して手に握っている半分こしたカップケーキを掲げながら告げた言葉に三ツ谷は「ちょっと貰うな」と言ってルナから少し貰って口にいれると あの時の甘い味が広がった
「…どういう事だ…?」
確かにこのほんのりハチミツの味がするカップケーキはが作ったお菓子と同じだった
の為に作ったヘアピン
が作ったカップケーキ
それらを何故接点のなさそうな香織が所持しているのか全く分からなかった