第2章 居場所=三ツ谷隆
「いらっしゃい」
ガラガラと玄関のドアを開けて顔を出すエマに「こんにちは」と笑顔で返す
ここ最近、佐野家に入り浸ってるは自分の足で向かえるくらいに頻繁に訪れていると見て取れる
「よぉ、」
コロコロと棒付き飴を口に入れながらマイキーが軽く手を上げた
「マイキーくんもこんにちは」
ペコリとがマイキーに向かって会釈するとエマはマイキーに向かって話し掛けた
「どこかに出掛けるの?マイキー」
「うん、ケンチンと三ツ谷と一緒に走らせてくる」
いそいそと入れ替わるように玄関に腰を下ろしたマイキーは靴紐を結んで立ち上がった
「あのっ…マイキーくんっ」
出て行こうとするマイキーの背中には言いにくそうに声をかけた
「ん?何?」
「隆…くんは元気?」
遠慮がちに聞いて俯く姿にマイキーは覗き込むようにの顔を見る
「何?やっぱり気になんの?」
「え…そりゃあ まぁ…」
顔を覗き込まれて少し戸惑いがちに返すの言葉にマイキーは にっと笑う
「それなら自分でそろそろ確かめたら 本当は会いたくて堪んないクセに」
「…!そ…そんな事!」
「俺はなんでそんなにが三ツ谷避けてんのかは分かんねーけど理由も分からないで避けられてる三ツ谷はどんな気分なんだろーな」
そう言うと「じゃあケンチン来たから行くわ」といって出ていってしまった
はマイキーが出て行った後をただただ立ち尽くして見送る事しかなかった
そのの後ろ姿を見つめるエマの目にはがギュッと拳を握りしめて何かに耐えているのを見つめるしか無かった