第2章 居場所=三ツ谷隆
「えっ!?じゃああの女 の義理のキョウダイなの?」
お風呂から上がってきたエマに今までの経緯を話してみた
親が再婚した事、キョウダイにあまり快く思われていない事
「あれ?でもあの女との苗字が違う気がして」
「あっ、それは両親が夫婦別姓にしているから私はのままなの」
「だから気が付かなかったのかぁ」
の話に納得するようにエマは頷く
「っていうかそんな危ないキョウダイを良く一緒に住まわしてるわね」
普通の親だったら引き離すわ と少し怒ったように呟くエマには焦ったように言った
「り…両親は知らないの!私が気づかれないようにしてるから」
「なんで?言えば何かしら対処してくれるでしょう?」
「パパ、ママが亡くなってから ずっと一人で私の事見てくれたの 折角新しい幸せを見つけたんだから こんな事で邪魔したくないの!」
「そこまで言うなら介入なんて出来ないけど…」
「大丈夫、もう慣れてきたから 高校に入ったら一人暮らししようと思ってるの それまでの我慢」
言いながら力なく笑うを思わずエマは抱きしめた
「私がいるから!三ツ谷の家に行けないならウチん家にくればいいよ」
抱きしめながらそう言ってくれるエマにはクスクスと笑って抱きしめ返してくれた
「ふふっエマちゃんがキョウダイだったら良かったのに」
「馬鹿ね、大事な友達でしょう?」
と言ってエマも同じ様にクスクスと笑った
その一部始終を壁に座りながら聞いていたのはマイキーだった 勿論エマには内緒で
「…なるほどね」
マイキーはそう呟くとペタペタと暗い廊下を歩いていった