第2章 居場所=三ツ谷隆
「はぁい、出来たよ〜机を綺麗にしてくださ〜い」
がそう言いながらお皿に盛られた料理を持ってくると
ルナマナと三ツ谷は急いでテーブルに散らかった折り紙などを片付けていった
「ルナ お腹すいた〜」
「姉ちゃん、今日のご飯は何?」
最近、言わなくても手を洗いに行き、率先してお箸やご飯茶碗を並べてくれる様になった
「今日はね、ピーマンの肉詰めです」
「マナ ピーマンは嫌いだけど姉ちゃんのピーマンの肉詰めは好き」
なんて嬉しい事を言ってくれる
「現金だなぁ、あんなに俺が作るのは嫌がるくせに」
ブツブツと納得いかない!というような顔の三ツ谷にプッと吹き出す
「あの、良かったら教えるよ?」
「いい、この料理はが作る方がアイツらは食う」
納得いかない様な顔の三ツ谷はそう言いながらご飯を装う姿には何だか嬉しいような恥ずかしい気持ちになった
「じゃあ、頂きます」
「「いただきまーす!」」
4人でそう言って食べ始めると一生懸命口に入れてくれた
「美味しいね〜」
「ルナ この餡みたいなヤツ好き」
「うん、美味いな」
「今日は和風にしてみました」
口々に賛辞を述べられ、嬉しそうには笑う
「小さい子はどうしてもピーマンの味が気になっちゃうから片栗粉でトロミを付けてあげるとあんまり味も気にならないの」
他にもトマトソースで煮込むのも美味しいよ〜などと楽しそうに話すと三ツ谷は関心する様に頷いた
「の料理はそうやって考えられてるから美味いんだな」
言いながら箸を進める三ツ谷には照れたように笑った
「これだけ美味ければ家族も喜ぶだろ」
三ツ谷がそう何気なく言った一言には箸を持つ手が一瞬ピタリと止まった
「…そうだといいんだけと」
まただ、家族の話をすると決まっての笑顔が貼り付けたような笑顔に切り替わる
何故そんな笑顔になるのか、家族に何かあるのか 聞いてみたい気持ちは当然ある
だけど聞いたらもう家には来てくれない様な気がして
いまだに聞けないでいる