第8章 どんな君も=佐野万次郎
マイキーはが何のことを言ってるのかわからなかった そもそも酔っ払っているから意味の分からない事を言ってるのかと思ったが の次の言葉でそうではないと気がついた
「何でいつの間に呼び捨てにするくらいに華蓮ちゃんと仲良くなったの?」
もしかして最近よそよそしかったのはこのせい?
元々 マイキーは呼び捨てにする事が多い だから華蓮も特に他意はなく呼んでいたのだが
それが原因なんて思ってもみなかった
「ねぇ、ボク以外を呼び捨てにするなんて浮気?浮気なの?」
「えっ?…ちょ…意味わかんな…」
頭が混乱してそう言いかけた瞬間にマイキーはハッとデジャヴュの様な光景が頭を掠めた
(あれ?これって前にが俺に言ったセリフ)
「マイキーくんはボクの名前だけ呼んでればいい…」
そう言いながらも力尽きたのか、は再び目を閉じてすぅすぅと寝息を立て始めた
そんな中、マイキーは思わぬの素直な行動に思い切り抱きしめたいのと起こしてはいけないという狭間でプルプルと震えていた
あのがこんな風に思っていたなんて!
可愛くて可愛くて堪らない
喜びの感情を抑えながら 完全に夢の世界へと落ちているの体を抱き上げてベッドへと移動するとゆっくりと下ろして布団を掛けた
「いつか酔ってねぇ時にも言ってほしいな…」
そう小さく呟くとマイキーはそっとの頬を人撫でするとそのままゆっくりと部屋を後にした