第8章 嘘の裏側/緋色シリーズ
「じゃあまず一番上、1枚目の答案用紙。ちゃんと正解に丸がついてて、一見普通の100点満点」
オレが話を始めると、コナンはそっとジョディさんを呼びヒソヒソと何やら話している
零の動きについて何か確認しているんだろうか…
まぁオレはかまわず続けるか
「でも2枚目の答案用紙は、正解なのにペケが付いてる所があるでしょ?」
例えば4+5の問題を見てみると、答えには1枚目も2枚目も同じ9が書いてあるのに、1枚目は丸で、2枚目はペケである
そして一番下の4枚目は花丸が付いているのにペケになっているところもある
ここまで言って、誰かわかってくれないかな…
「も、もしかして!2枚目以降は丸とペケが反対…?」
「そう!さすが高木刑事!日本では正解に丸、不正解にペケを付けるけど、アメリカでは正解にペケ、所謂チェックマークを付けるんだよ!」
「「えぇ!?」」
声を合わせて驚く目暮警部と高木刑事
そして零はジョディさんに最終確認を取ろうとコナンとの会話をストップさせる
「ですよね?ジョディ・スターリング捜査官?」
「え!?」
「ちゃんと聞いていてくださいよ、あなたの友人をあんな目に遭わせた犯人を解き明かそうとリュウが話してるんですから」
いや、オレのことはおかまいなく…
そしてジョディさんに採点の仕方を確認すると、やはりアメリカでは正解にチェックマークをすると言う
間違ってなくて良かった…
「…ってまさか、下に隠れてるのがアメリカ帰りの夏子が採点した答案用紙で、上に見えるのは日本人である犯人が採点した答案用紙だってわけ?」
やっと気付いてくれたか…
これでもうオレの役目は終わりでいいかなと思い零の後ろに下がると、ありがとうと言う様に零に頭をポンとされた
「一番上の答案用紙の丸はかなりいびつだと思いませんか?」
ここからは零が話を進めてくれて、今度は丸の付け方に着目する
確かに丸の付け方は解答欄を右や左に大きくズレていびつな形をしていて酷い丸付けである
「考えられるのは犯人がかなり不器用だったか、もしくは赤ペンで赤い何かを隠そうとしたか…」
「「け、血痕!!」」
零の言葉にFBIの2人が声を揃えて言った