第14章 復活の時
「いでよ、羅城門」
一気に景色が変わる
城が消えると同時に目の前には大きな城門が現れた
「あ...なんだ?」
「城が消えた...!?」
動揺が広がる
城門をよく見ると大量の鬼の妖がこちらを睨んでいた
「弐條城はこの世のものではない。我ら京妖怪の積年の怨念が産んだ幻の城だ...。
我らの思念通りに変化する。ここはかつての我々の住み処...羅城門!
鬼の頭領であるこの鬼童丸がここで貴様らを葬り去る。
ためしてみよう.....貴様らの畏と我らの畏...どちらが京の闇にふさわしいか。」
鬼童丸と鬼の妖がこちらに向かってくる
全員が臨戦態勢を取った
「!!大量に来やがったぞ!!」
「いくぜつらら、今度はやれるな!?」
リクオが氷麗にそう言った
なるほど、リクオが修行したのは鬼纏だったのね
鬼纏、それは人の血がなせる技
リクオ自身の畏と、信頼関係を結んだ仲間の畏を重ねることにより発動する技
小さい頃は、お父さんの鬼纏を何回かみせてもらったなぁ...
リクオが氷麗を鬼纏しようとした時だった
鬼童丸がものすごいスピードでリクオと氷麗に斬りかかった
そのせいで鬼纏は失敗した
リクオは鬼童丸の追撃を間一髪で防いだ
「土蜘蛛が真っ二つにされたと聞いて"まさか"と思ったが...そうかおぬし、父親の業をも身につけたか...」
「...親父を知っているのか!?」
リクオが驚く
「...なぜ忘れていたのだろう。奴とは何度も畏をぶつけあった。」
「つらら、さがってろ」
リクオは氷麗をさがらせる
「その業...鬼纏といったか...?やはりお前は、あなどれん。
ワシの本気の畏でここで..."断つ"!!
剣戟、梅の木」
鬼童丸の攻撃がリクオを襲う
「くっ...」
「"梅の木"は無限に広がる枝葉のごとき剣、貴様の手数ではふせげんぞ!!」
鬼童丸がそういった時だった
ジャリ...
黒田坊と首無が鬼童丸を抑えにかかる
「リクオ様..."鬼纏"を習得なされていたのですね。いやはや驚きました...齢十二にしてこの成長振り、だがまだまだ不慣れなご様子。
御教授しんぜよう...鬼退治は我らと共に!!」
黒田坊がそう言った