第13章 封印
第六の封印、龍炎寺
近付けば近付くほど激しい戦闘の音が聞こえてきた
中で首無と毛倡妓が戦ってる
それに、強い妖が1人
全員を連れていくのはダメージが大きい今、厳しいかな
『秀元、封印はすぐに出来る?』
秀元は少し考えていた
「大丈夫や、ゆらちゃん達が頑張ってくれる」
ニッコリと秀元は笑っていたが、ゆら達の表情は少し死んでいた
『ありがとう、任せるわ。
…なら、人数は絞っても良さそうね。
黒田坊、河童、動ける?』
「「はい!」」
『よし、他の面々は待機。
雑魚妖怪とかが来るかもだから、しっかり倒してね』
残る面々も力強く返事をしてくれた
「そしたら、行こうか」
私達は龍炎寺に忍び込む
ルートは河童が作ってくれた
『河童、首無と毛倡妓を抱えて脱出お願いね。』
作戦としては
竜二が封印を施し、ゆらが陽動に出る
黒田坊と魔魅流は陽動後の攻撃を担当、竜二は言言を使いゆらから敵の視線を外し、魔魅流の攻撃を通りやすくする
その隙に河童が首無と毛倡妓を連れて逃げる
私はもちろん攻撃部隊に加わる
『…1人増えてる』
首無達と戦う強い妖が1人増えていた
増えた1人は遠野で会った鬼童丸のようだ
作戦がスタートする
まずは竜二が封印を行った
それにより、京妖怪達の意識がそちらに向いた
首無と毛倡妓は驚いていた
それと同時にゆらが飛び出す
鬼童丸が封印の杭に触れ、弾かれる
「ムダやで、封印してもうたら君らでは解くことはできん。
京妖怪の中では羽衣狐しかな…奴良組の妖怪クン!ごくろーさん。
八・七・六と、これで封印は3つ。
な…ゆらちゃん言うたやろ、奴らは二條城を落としたら…守勢に回るって!!」
秀元とゆらの姿をみて鬼童丸が反応した
「またお前か秀元…!!
いまいましい蘆屋道満の一族め…!!
我ら鬼の眷属の手で塵にしてくれる…!!」
鬼童丸が妖気を放つ
「やって…どうする、ゆらちゃん」
「…や、やれるもんならやってみぃ…!!
人間をなめんな!!返りうちにしたる!!」
「そうそう、よくできました」
秀元は笑顔で拍手していた