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犯人は私です。~最低な主人公だっていいじゃない~

第1章 犯人は僕です?いいえ、犯人は私です。【コテージ編】



「あれ…スミレちゃん、足は…?」



「ミドリの料理で、治ったみたいね」



そうしてミドリも部屋を出て行った。



「(さて…部屋の中を見させてもらうわよ。)」



ベッドに置きっぱなしのスマホを見る。どうやら裏掲示板に書き込み途中だったみたい。



「さすがスミレ…悪口を言う時だけ文章力がハンパないわ…。うわ、いじめの内容もえげつない…」



裏掲示板に『白ブタ』という人物の悪口やいじめ内容を書き込まれている。



「(白ブタって誰のこと…?)」



次に床に落ちている写真を拾う。どうやら浮気の現場をおさえた写真だった。そこにはアオキとシラユキが映っている。



「(…スミレは二股を知っていたのね…)」



でも昨日の夜はアオキの二股を初めて知ったようなリアクションだった。もしかしてあれは演技だったのだろうか。



「あの人の部屋でも行ってみましょうかね」



2階のシラユキの部屋は鍵が開いていた。ベッドに横たわっているシラユキの死体はシーツを被せてある。



「シラユキ…」



感傷に浸っている場合じゃない。やるべき事をやらなければ。



「…この時計…少し傾いてるわ。こういうの気になるのよね」



ガタッ



「何か引っかかってる…真っ直ぐにならないわ…ウラに何かついてる…?」



時計を外し、ひっくり返して裏側を見てみた。



「なにこれ…裏にテープで何か固定されてる。これは…盗聴器…?」



どうやら単5電池を入れて使うみたいだ。



「これだけ揃えば良いわね。スミレ…貴女の我儘にはもう付き合ってられないわ。だから…終わりにしましょう」



不敵に笑み、裏工作を終了させる。



◇◆◇



今日も会議のためにみんながリビングに集まった。こう何日もコテージに閉じこもっているとやはりメンバーにも疲れが見える。



みんな早く会議を終わらせたいという気持ちでいっぱいだろう。…ただ一人スミレを除いて。



スミレは部屋に入るなり私をニラみつけてきた。犯人の疑いだけならまだしも、アオキに振られたウラミまでぶつけてくる。いや、犯人の疑いだけでも良くないのだが…。



「(でも負けないわよ。)」



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