第45章 complexion ■
「この無神経男!!」
「だからレイが無神経女なんだよっ!」
「信っっじらんないっ!
私そんなこと言われたことないよ?!」
「だから皆に都合のいい女になってんじゃない?」
その言葉にレイはズキっと胸が苦しくなった。
唇を震わせながらしばらく黙り込む。
「こういうことだって、僕はレイのことを思って言ってるんだからね?」
「……だからって…だからってそんな言い方…っ。」
「甘いんだよ、皆もレイも。」
レイはついにプチンと音を立てて頭の筋が1本切れ、ぐらりと脳が揺れ目眩を引き起こした。
自分のものとは思えないくらいに低く、掠れた声が出た。
「……傑はそんなこと言わなかった…」
その言葉に五条が目を見開いて固まる。
体の中に、今までにないくらい嫌な感情が流れてくる感覚がした。