第45章 complexion ■
レイがキョロキョロしている間に五条は電話をかけ始めた。
「今から行ける〜?二名で!うんうんよろしく〜!」
「……知り合いのとこ?」
「知り合いってゆーか、まぁたまぁに行くとこっ。そこ本当は完全予約制なんだけど、僕だと贔屓してくれんのよ〜」
そう言ってなんとも緊張してしまうような星いくつか付いている超高級感溢れる佇まいのカウンター寿司店へと連れ込まれた。
メニューも値段もどこにもないので時価なのだろうか、とにかく全く落ち着けない雰囲気だ。
何がいいかと問われてもそれこそなんでもいいとしか言えず、全てを板前のお任せにした。
苦手なものは?わさびは平気?などと聞かれ、それも何も無いとしか答えられず、とにかくレイは終始キョロキョロオドオドしている。
「ね、悟…。私こーゆーとこ初めてだから…その…マナーとか食べ方とかよく分からないんだけど?」
「ははは、そんなの気にせず好きに食べなよ。」
五条は慣れているのか超リラックスモードでお茶を飲んでいる。
今までも、五条とは外食を何度かしてきたにはしてきた。
確かにいつも良い所に連れていってくれるなぁと思ってはいた。
が、ここまで緊張感漂う場所は今まで以上だ。