第45章 complexion ■
しかしどれを履いても正直自分に合っているのかすらよくわからない。
反応がイマイチなことを察したのか、さすが店員ともいうべきか、勝手にあれこれと薦めて持ってきた。
「こちらなんか、とってもお似合いだと思います!今季の新作でして、非常に人気です!…それとこちらも限定品になっておりまして、色違いの方はもう完売してしまった人気商品です。それからこれは先日再入荷したばかりのものでして、もうあと残り3点となってます!」
ペラペラと喋りながらまた目の前に美しい靴が置かれていく。
へぇ〜ありがとう〜♪などと言って
五条がまた一つ一つレイの足に履かせていく。
「う〜ん、迷うね。僕的にはどれもいいなぁ〜
あーもうこの際全部買っちゃおうか!」
「えっ!!いいっていいいい!何言ってんの!ちゃ、ちゃんと選ぶから私が!!」
急いでそう言い、レイは真剣に選び始めた。
正直、どれも履きやすいしオシャレだし、どれでもいいにはいいのだが、そのなかでも、好みだと思ったものを選んだ。
「うーん…これかなぁ。」
かかと部分にだけキラキラのグリッターがあしらわれた淡いピンクのローヒール。
太めのストラップもついていて歩きやすそうだし、値段もこの中では10万程だ。
「おーいいねいいね!さっすがレイ!
じゃーあとこれも♪」
そう言って五条が指した靴を見て思わず「えっ」と声を上げる。