第45章 complexion ■
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休日という名の休日は自分たちにはない。
しかし、たまにそういった1日空けられる日はあるにはあるわけで。
たまにはデートしよ〜♪
と五条に言われてショッピングモールに来た。
ちなみにクマはいつもの如く一人旅をしているらしい。
というわけで、2人きりでのちゃんとしたデートになったわけだが…
公共の場でもめちゃくちゃくっついてイチャイチャしてくる五条に、レイは居心地が悪くなる。
もちろん嫌なわけではないが、人の目線が気になりすぎる。
とくに、長身白髪サングラスの五条なんて歩いているだけであまりにも目立ちすぎているため、さっきから周りの人間にジロジロ見られていて全く気が休まらない。
「ね、あの人俳優かなぁ?」
「顔見えたっ!うわっイケメンじゃん」
「すごいスタイル良い〜」
「話しかけてもいいかな?」
「でも隣にいる子彼女じゃない?」
「すっごいベタベタしてるよー…」
「……ね、ねぇ、悟…」
「へ?」
「さっきから周りがみーんな悟のこと見てるよ…」
五条はポカンとした表情のまま視線を走らせたかと思えば余裕そうな笑みを浮かべた。
「あはは!こーんなのいつものことだよ。
だって僕モテるもん〜」
「っ……むっかつく…」
五条の視線を感じた女性たちは高い声を上げはじめた。
それに向かってなんと五条はサングラスを取ってウインクをし出す。
「「キャァァァ〜////」」
女性たちの目がハートマークになっているように見え、レイの苛立ちは募った。