• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第14章 蜂蜜


ー穂波sideー








お店の前がちょうど空いてたから車を停めて、さくっと買い物をする。
研磨くんはお兄ちゃんとカズくんとここでお茶したんだって。
良い店だね、また来よう?穂波の大学終わってから時間ある時とか。って研磨くんに言われた時は、
もう、もう、もう、跳ねあがっちゃうんじゃないかってくらい嬉しかった。

なんだろうなこの、自分の日常にだいすきな人が今はいなくて。
そこにふとやってきてくれた大好きな人が、ごくごく普通にそこにいて。
そうして、ごく普通な会話の中で夢がかなっていく感じっていうか。

上手く言えないけどとにかくこれは、遠距離、と言われる状況だからこそ強く感じる歓び。幸せ。

こういうのってもしかしたら、だけど。
きっと逆のパターンもあるんじゃないかな、とか。
あれ?あまりもう、気持ちがないかも?とかそういうの。

あぁなんだ、今は一人の方がすきかも。とか。

わからないけれどきっと、あるはず。











真空パックになってる長芋と、あと白玉粉とゆであずき、きな粉。
別にアジアンマートなわけじゃないけど、
海外のオーガニックショップには結構、日本のアイテムは多い。
葛粉とか海藻類とか乾物類に関しては本当に、いろいろが揃ってる。

さくさくとカゴに入れて行っていたら、
研磨くんがパンのコーナーでじっとしてるのを見かけて。
横に行くと、





「ピタサンド、食べたい。穂波の」






なんて言うものだから、またまた舞い上がるような心地がした。
じゃあ小麦ふすまも入れて生地から作ろう、だなんてしたいところだけど、
それは今のわたしの生活には少し無理が生じるから、潔くそこでピタパンも購入した。

言い訳なんてしなくても研磨くんには伝わってるし、と思えるのがまた心地よかった。
それにそのピタはこのお店で焼いたものだし、美味しいから、それで良いの。
今は今の、最大限を無理なく味わいたい。

何を入れようかな?なんて迷いそうになったら、研磨くんがレンズ豆のパテ。って言って。
きっとカズくんが食べたんだなって、けどここで今度頼もうじゃないんだなって、
愛しさが込み上げてきて思わず、くすっと笑ってしまった。

お陰で追加で買うべきものもさくっと決まり、
遅れることなくスミス家に到着した。









/ 1069ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp