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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第14章 蜂蜜


ー研磨sideー










『…その傷ははじゃあそこで?』

「…そ、普通に転けた」

『そっか、大丈夫?』

「うん、全然」










腕を思いっきり擦りむいてた。
なんていうの?
階段があって踊り場?みたいなとこがあってまた階段があって、みたいなやつ。
そこにあるレールに挑戦してて。

斜めから一旦真っ直ぐになってまた斜めになってるレール。





階段自体も、8段のあとに12段、みたいな結構長いやつで。
そんなとこにあるレールに向かってよく、飛んでくなって思うよな、ところ。





そんなとこでそんなことして転んで、
この程度に腕を擦りむいただけなのは、ある意味全然普通じゃない。
カズマは普通に転んだって言うけど、あれは全然普通じゃない。
ちゃんと上手く、転んでる。受け身、みたいな。











穂波のところに向かって歩いて行って、
カズマとのそんな会話が聞こえて、ぼんやりとそんなことを考えた。












『あ、研磨くん、お待たせしました』

「うん、おつかれさま。すぐ行く?」

『うん、その前に寄りたいお店があるんだけど一緒に良いかな?すぐそこなんだ』

「あぁ、うん」












アキくんがさっきのカフェで、穂波の夕飯の分デリ買っていく?って言って、
カズマが今日はリクエストがあってお好み焼き作るらしいよって言って。
だからここのそばで待ってれば必要なもの買っていくんじゃないってなって、それでここにいた。












『…歩いて行きたいところだけど、お店の前まで車で行こうかな。また歩いて行こうね』

「…ん」











穂波は日常みたいなのを大事にしてるからか、たまにこういうこと言う。
普通な方の選択肢も、一緒にやりたい。みたいな。
…かわいいな、って思う。













そんなわけでアキくんとカズマとわかれて、
穂波の運転する車に乗り込む。

まぁ確かに。
高校生じゃないんだし、当たり前に助手席ってのもな、とか。
さっきのカズマとの会話があったからか、そんなことを思った。












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