第14章 蜂蜜
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15:30ごろ店を出て、
まだ時間あるなーってなって、
ちょっとしたスポットみたいなとこに来て、スケボーしてる。
…のを、日陰で見てる。
今日は数学2時間、地球学2種類計4時間と、生物学の座学1時間ってカズマが言ってた。
数学って言っても、講義とディスカッションどっちもあってどっちもが必要で。
だいぶ、理系に寄ってるんだな、とか思った。
…授業の取り方聞いてるだけでも、全然日本と違う。そもそもの授業のスタイルも。
「研磨は免許取らないの?」
「え?」
ぼーっとしてたらいつの間にかカズマが隣にいて。
「免許か、今別に必要を感じないけど」
「必要になった時で間に合うの?日本ってその辺たるくない?合宿でも2週間?」
「合宿とか絶対やだ」
「だよね、おれは絶対こっちでとってく。…まぁまだ先だけど。
穂波と運転代わりたいとか思わない?おれしょっちゅう思う」
「それは、あるけど」
「けど?」
「いや、そうかも。取れる時に取っとく」
「それがいいよ。てか実はさ、別に教習所行かなくても取れるらしいよ免許日本でも」
「え、そうなの」
聞けば、カズマの知り合いに最近それで取り直した人がいるという。
長い海外生活の間に更新しそびれたものを、一発試験を受けてまた取り直した。
まぁだから、一応運転できるけど免許無くなった人のためにある場なんだろう。
「でもさ、研磨ならいけると思うんだよね。バカじゃないし。意外と運動能力も高いし」
「うん、おれもいけると思う」
「それにさ、警察官相手に一発勝負とか、結構そそられない?」
「いやそれは、別に。そそられないけど」
思いのほか早く、免許取れるかも。
次受けれそうな日、調べとこっと。
穂波は忘れたら怖い、とか言って教習所に行ってた時のテキスト、ちゃんと取っておいてるはずだ。
だから学科はそれで対策できるし、なんか実技の方のテキストもあった気がする。
…あとはシミュレーションしてれば、普通にいける気がする。