第14章 蜂蜜
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月曜。
午前中、チャートみつつゲームをして。
14時にアキくんの運転で家を出て、その足でカズマを迎えに行った。
そのまま穂波の大学のあるバークレーってエリアに来て。
「え、用事なにもないの?」
「なにそれ。研磨に付き合ってとか言ってなかった?」
「用事はないけど、この俺の、研磨とカリフォルニアを歩きたいっていう欲求に付き合ってもらってんの」
車を停めてふらふらあるいて、
カフェに入った。
買い物とか、なんかあるのかと思ってたんだけど。
この店は、今おれらがいるカフェ的な部分と、
あとそのまま繋がってはいるけど一応隣に当たる部分に食料品店がある。
いろんなものが量り売りで無駄がない感じがいい。
多分これはアメリカが、なんじゃなくて、日本に個装の風習がつきすぎてるんだろうとか思う。
カフェと店の間らへんにデリとデザートののケースがあって、
持って帰ることもできるし、もちろんイートインもできる、みたいな感じ。
空間が広々と使われていて、心地いい。
「そんで、どう?いろいろはうまく行ってんの?」
「いろいろって?」
「…うま、やっぱここうまいね」
「うまいよな!それなに入ってんの」
アキくんはホームメイドのジンジャーエール。
おれはアイスチャイとアップルパイ。
カズマはコールドプレスのオレンジジュースとピタサンド。
それぞれの頼んだものに手をかけながら話が進む。
…ストローがなんかの植物でできてるっていうかそのまんま植物乾かした感じ。
プラスチックでもなければ紙でもない。なんだろ、これ。
「レンズ豆のパテとあと野菜がいろいろ入ってる。うまい。…で、研磨は?」
「…うまいよ」
「うん、ここのチャイうまいよね。スイーツも、うん、知ってる。
そうじゃなくて、アキくんの質問」
いろいろはうまく行ってんの? だったよね。
いろいろは。