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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第14章 蜂蜜













そして研磨くんからもなんと、カードが届いて。
予想だにしていなかったのでとても、すんごく驚いてそしてとっても嬉しかった。

しかも、しかもね、
そのカードはツトムくんとイラストレーターの方の共同作品をカードにしたものだったんだ。

11月の終わりからクリスマスにかけて、
渋谷のギャラリーで展示会をするよーなんてツトムくんから連絡はあって。
初日に研磨くんが行ったことも知っていた。

けれどもこんな形で、わたしの元に届くだなんて思わなくって嬉しさったらもう。すごかった。










モノクロの冬の森の雪景色の写真。
そこに線の細いイラストが、絶妙にな足し算引き算具合で描かれてて。

きっといろんな作品があったんだろうとは思う。
けど、きっとこれはクリスマス色の強い作品なんだろうなって思った。

加えられている色が、赤、深い緑、それからゴールドの3色のみだったのもあって。













裏側には研磨くんの愛しい文字。
普段ずっと、電話かメールだから、
その研磨くんの書いた字を見た時、込み上げるものがすごくて、
あぁ、本当にわたしはこの人のことが大好きで、
愛おしく思っているんだなって、当たり前のことをそれでも再確認するように感じた。











【クリスマスっぽいかなって。
このイラストの感じいいよね、穂波もすきそうだと思った】













挨拶も決まり文句も何もない、呟きみたいなその文章が、
どれだけ嬉しかったか。

…クリスマス、カフェのバイトから帰るとカードの入った封筒が机にあって。
封を開ける前から、わたしは、ぼろぼろと泣いた。 その字体が愛おしすぎて。恋しすぎて。
それから研磨くんからカードだんて、意表をつかれすぎて。

泣いたことは研磨くんには言っていない。
お兄ちゃんとカズくんしかしらない、こと。












「…穂波?」

『……へ?』

「………」

『…あ、春学期。 うん、春学期はね、』

「…笑 何思い出してたの?」











ここで何を考えてたの?じゃなくて
何を思い出してたの?っていうあたりが研磨くんだ。
本当に、汲み取るのがこわいくらいに、上手。
こわくなんて、ひとつもないけれど。



















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