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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第14章 蜂蜜













「食べ物は粗末にしちゃいけない」

『…う、ん?』











ぎゅうと片腕に力を入れて腰を抱き締めて。
研磨くんはちょっと、拍子抜けなことを言った。



かと思いきや、












「穂波に塗って、それをおれが全部舐めたらそれは、粗末にはしてないよね?」

『へっ?』

「………」

『…んと、塗るって何を?』

「蜂蜜とか。 生クリームとかもやってみたいけど」

『…やってみたい…って…… えと、蜂蜜?』

「うん、蜂蜜。 良い?」

『え、蜂蜜は普通にパックとかさ洗顔とかさ、マッサージに使うから』

「うん」

『塗っても良いけど舐める必要はないよ、洗い流せば良い。
ちゃんと、大事に使えばそれは粗末にはしてないと思う』

「………」

『………』

「違う、大元が間違ってる」

『へ?』

「舐めたいの、穂波につけてから」

『……どこに?』

「………じゃあとりあえず、唇」

『く、唇。 うん、いいよ? ってこの工程が……』











許可とかって大事だけどそれがあることで余計に恥ずかしくなる。











「…ん、じゃ」












そんな真理を知ってか知らずか研磨くんは蜂蜜を掬って小皿に垂らすと、
それを人差し指にとってわたしの唇に優しく塗った。












「…いただきまーす」

『…っ』











そんな、このシチュエーションでいただきますって何それって、
逃げそうになる身体をくいっと寄せて、研磨くんはじりじりと距離を詰めてくる。

キスするためではなく、
わたしの唇につけた、蜂蜜を舐めとるために。













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