第14章 蜂蜜
*裏(〜P848)
ー穂波sideー
「…ん、、、」
布団の中に潜って、研磨くんのそれに口付ける。
朝の生理現象だってことくらいわかってる、
それでも一緒に寝て起きてこうなっている研磨くんのはたまらなく愛しい。
…いつだって愛しいけれど。
ごくごく控えめに漏れる、研磨くんの甘い声がタオルケットの向こうから聞こえる。
もう少し、キスをしていたい。
横に、裏に、それから先端に。
先っぽに唇を当てると、生暖かい粘液がついて、糸を引いた。
「…タオルケット剥がしていい? みた、ッ……」
研磨くんはいつも大体見たいと言う。
わたしが、研磨くんのを口でしているのを。
だからしゃべれなくしてみた。
言葉途中で先っぽを咥え込んでみた。
離れていた分を取り戻すように昨日は身体を重ねた。
そして今は、昨日できなかった分を取り戻すように研磨くんにしたいことをする…つもりみたい、わたしどうも。
「…っちょ ……っと」
途切れ途切れに声を出して、何かを逃すように息を吐く。
ため息のようでいてため息じゃない、長い、息。
かわいい、愛おしい、食べてしまいたい。
そんな気持ちでいっぱいで、
そんないっぱいの気持ちに任せて、
舌を這わせ、咥え、吸い付き、離し、また……ととにかく貪った。
「……っちょっと、もうっ …イくっ」
タオルケットの向こうで研磨くんが声を漏らすと同時に喉の奥に熱い物が降り注がれた。
研磨くんの味がする。
…よし、でもまだ、と思ったところで視界が明るくなる。
とろんとして、でもちょっと色っぽく疲れたような表情の研磨くんが視界に入る。
「…ばか 腰溶けるってば」
そう言ってわたしの頭をくしゃと撫でた。
その手のひらが心地良くって思わず目を瞑ってしまう。