第14章 蜂蜜
「……あ、口の中」
『………』
「あ、飲んだ」
撫でられて目を瞑りしばし至福の時間に浸ってる研磨くんの声がして、
ハッとしてごくりと飲み込んでしまった。
別に飲みたくなかったわけでもないし、なんでもいいんだけど、
咄嗟に飲み込むにはそれなりに刺激があるもので……
『…けほっ …ごほっ』
むせてしまう。
声をかけたって答えるのもしんどいから… って声が聞こえてくるような、
研磨くんの無言の眼差しが懐かしく心地よい。
落ち着いた頃合いを見て、グラスに注いだを渡してくれる。
受け取って、お水を飲んで。
それから研磨くんはわたしの手からグラスを取ると、くっと腕を掴んで抱き寄せた。
座ってる研磨くんに枝垂れ掛かるように身体を預ける形になる。
ふっと見上げるとそれを待ってたとでも言うように、間もなく唇が重なった。
優しい、キス。
爽やかで、甘い、軽めのキス。
研磨くんはもうこのままシャワー浴びて一日を始めるつもりなんだろうなって、感じるキス。
でもね、、、