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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第12章 Hi!


ー侑sideー









──『あーつむくんっ』











一通り飯食って、そのまま残りもん突っつきながら座って話しとる人もおったり。
晩飯もサムらが用意するらしいし、ほとんどの人らが研磨くん家に泊まってくことになっとって。俺も。

なんか、盆とか正月のじいちゃん家での集まりみたいやなって。
この古民家がより一層そんな気させるんやろな。

アランくんとか北さんはもう20歳になっとって酒も飲めるけど
ほぼまだ未成年しかおらんこの集まりで酒飲もう言う人たちちゃうし、
酒はないけどでもなんか、なんやろな。

初めて来た場所やし、よぉ知らん人も多いのに、
それぞれが各々でラクに過ごしとって、心地いい。

ガヤガヤとした騒がしさがまた妙に安心した。










まぁそんなわけでまだ夜も明日も時間あるしって、
縁側でぼけーっと洗濯もんがひらひらすんの見とったら穂波ちゃんがひょこって後ろから覗いてきた。











「おぉ、何してんの、主役がこんなとこ来て」

『主役? あぁ、主役。 …ふふ、主役はね、好きに動いていいんだよ。
会いたい人に会いたい時に会いに行くの。
話したい人に話したい時に会いに行くの』

「……そんなんやったら、遠距離なんかでけへんやん」

『え?なんでそうなるの?』

「会いたい時に会われへんやん。時差もあるし話したい時に話もできんやろ」

『そりゃそうだけどそれを言ったら、主役ばかりじゃない』

「は?なんのこと?」

『んふ、それはこっちのセリフ。主役ってこの、送迎会のこと言ってたんじゃないの?』

「……あぁ、せやった。 会いたい時に会いたい人… 話したい時に話したい人……
って、今俺に会いたなったってこと?」

『ん? 縁側で風浴びたいなって思って、そしたら侑くんがいて、
一人でいたいかなとも思ったけど、姿を見たら話しかけずにはいられなかった』

「…ん、1人でおりたいとか思てへんよ」

『うん、知ってる。 じゃあお隣失礼しまーす』











そう言って穂波ちゃんは
俺の隣に竹かなんかで編まれた座布団をポンっと置いて、腰掛けた。

ふわって、いつものええ匂いがした。












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