第12章 Hi!
「そうなんす、穂波ちゃんが攻めるっていうか。
Sっ気出してお遊びする、みたいな。それはそれでエロいんすよね。
や、俺にもああいう顔見せてきたり形成逆転みたいな感じでイタズラしてくることもあるんですけど。
ツムにはなんやまたちょっと違う感じ、あって」
「うん、それで?」
「腹立った」
「…笑 結論短っ!単純っ!」
「………」
「でもそれがその子の魅力なのかなとか、思ったりしつつ」
「っはぁ〜、そーなんすよ、どんな顔しとってもそのまんまやし。
うっわーこのまんま、エッロいことすんねやろな、それってどちゃくそエロいやつやんとか」
「エロい以外もお願いしまーす」
「……そんなんガチになってまうであかん。ほんといくらでも言えます、好きなとこ」
「…聞きますけど?」
そう言ってケンさんは餃子が10個乗った皿をことんと俺の前に置く。
トニック飲んどった空のグラスは烏龍茶の入ったグラスと交換された。
「うっわ、やっば、むっちゃうまそう!」
「美味しいと思うよ〜」
小皿に醤油と酢を混ぜて、最初はラー油は入れんと。
餃子食っとったら思い出すもなんも、
穂波ちゃんのこと考えとったからリクエストしたんやし、思い出すどころやない。
俺ですらこんななのに、研磨くんどないしてんやろ。
メシちゃんと食ってんのかな。
でも研磨くんは、現実的なやつや。
そのくせどっか空想世界っていうかファンタジーなとこもあって、それがまたええねんけど。
やから、なんも手につかん、とかそういうんはないやろし、
メシもちゃんと食うてる、はず…
いやでも、カロリーメイトと野菜生活とウィダーインゼリーばっか口にしてるんも想像つくな…
モンスターとかレッドブルとかそっち系は苦手そうやけど…
せや、今度惣菜詰めて送ってやろ、って思ってたんやった。
でもまだ早すぎなんかな、もうちょっとあとやんな。
甘やかしたらあかん、って黒尾さんも言うてたし。
いうてる側から、自分が甘やかしてたけどな。