第12章 Hi!
コトン、と皿が追加される。
とうもろこしの素揚げ。
ちくわの磯辺揚げ。
「ごめん、どんどん出しすぎ? 若いからいける?
とうもろこし、一本だけ残った分、今日中にどうにかしなきゃと思ってて」
「いや、いくらでも食えるんで大丈夫っす。あ、次から俺、烏龍茶で!」
「…笑 炭酸腹が膨れるもんね」
「そーなんす、もったいないっす、ガスで腹膨らますなんて」
「…で、そのチームメイトの子は」
…料理がらみの福永くんの話を封切りにして、あの日のこと。
送迎会… いうてもまだ2週間くらい前のことなんやけど、
最後に穂波ちゃんと会った日のこと、少しずつ口が開いてった。
人が多すぎて、そんなじっくりいう感じでもなかったけど。
もう研磨くんには一応宣戦布告しとるし、なんなら3人でもマジで俺全然いけるし、
別段遠慮もなく接してたんやけど。
「…ツムとおる時、全然違う顔しよったんす」
「へー侑くん」
「今まで正直、ツムしょっぼ、思ってて。穂波ちゃんのことに関しては。
それに実際、休みもらって行ってきたキャンプの時に、かなり手応えあったんすよ。
普通に個人としてもやし、ツムと比較してももうかなり先行った、っちゅーか。
彼氏ともそん時色々進んだし… いや彼氏いうのがほんま、サディスティックにエロくてかわいい……」
「え?笑 そっちにも行く感じ? 話いくらでも広がるね 笑」
「いやマジで… 全然抱けます… あ、でも抱かれるんもええけどでも」
「…笑」
「大人しく抱かれなそうやからやっぱ、抱きたいっすね」
「いや、性癖。そういう話してたんだっけ?」
「…いやちゃいますわ、今研磨くんの話ちゃう。 そうそう、ツムっすよ。
なんていうんすかね、こっちが攻めるんはまぁ、こっちの勝手なとこあるやないっすか。
その先は反応によりけりやけど。 こっちがいじめるんはこっちの勝手いうか」
「まぁそうだわな」
「ツム、やられっぱなしなんすよ、穂波ちゃんに」
「ほぅ、それは言い換えれば…」