• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第12章 Hi!















「はい、お疲れさま。 今日はなかなかいそがしかったね」







ケンさんは生ビール。
俺はトニックウォーターにレモン絞ったやつで乾杯。

あとは長方形の皿に
茗荷のごま油和え、枝豆の白あえ、プチトマトの出汁漬け。
別の丸い皿にあったかいだし巻き卵と大根おろし。醤油刺しも。






「…途中、思い出してたでしょ」

「え?」

「好きな人」

「あ、すんません!なんかやらかしてました?」

「いやいや、その逆、力みなぎるっていうか。空気変わる。
治くんはいつも食に真っ直ぐだなって思うけど、でもなんか、一際っていうの?
あー、いい恋してんだな。 さぞかし、いい子なんだろうな、とは思うねいつも」

「……」

「あんま詳しく聞いたことなかったなーっと思って、今日は治くんの恋バナで飲ませてもらおうかと」

「え!ケンさんなんか話したい気分なんとちゃうんですか!」

「え?違う違う。 若い子の話が聞きたいんすよ、おじさんは」

「いや、ケンさんまだまだ若いやないっすか」

「18歳を目の前にしたら29歳は十分おじさんなのよ」

「やめてください、マジで俺、ケンさんあこが……」

「はいはい、その話はもうたくさん聞いてる。 
それで、えーっと… アメリカにいるんだったっけ、その子」








カウンターの向こうで、ケンさんは揚げもんの音させながら、俺に話を振る。








「あ、そうです。カリフォルニアです」

「いいなー カリフォルニア、行ってみたい店ある。
それに、なんかいいよね、送迎会とか開いちゃう感じ。
集まる友達ってみんなまだ18とかそこいらでしょ?
そこで治くんが料理振る舞うとかさ〜、小洒落てて、一見大人がする集まりみたいで
でもちゃんと治くんも侑くんも18歳って感じだし。 いいわぁ… 若いってやっぱ」

「いや、ケンさんなんかありました?」

「え? なんもないよ 笑 このくらい話してかないと治くんが話しださなそうだから」

「…元也くんみたいっすね」

「え?」

「なんでもないっす」

「料理はもう一人一緒にやった子いたんでしょ? その子はどういう関係なの?」

「福永くんは… 俺の好きなの子の彼氏の元チームメイトで」

「あー!忘れてた、大事なこと。 そうだ、彼氏持ちなんだった」









/ 1069ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp