第12章 Hi!
「カズマでいいよ。12歳。この間こっちに越して来た。2人で」
「2人で越してくるってどういう意味だよ!意味わかんなくて腹たってくる」
「…え、一ってキレキャラなの。おれ苦手…」
「じゃあもっと説明しろや」
「…こわ なんでこんな人と知り合いなの、穂波」
『んふっ わたしはこっちの大学に入学するからで、カズくんはスケボー関係で渡米したの。
もともと家が近所で家族ぐるみでよく遊んでて、こっちに家もあるし一緒に暮らすことになって。
わたしのお兄ちゃんがこっちに家を持ってて、
でもサーフィンのワールドツアーで家を開けることも多いから、ハウスシッターも兼ねて住むみたいな…
そんなわけでこっちに一緒に越して来たんだ』
「…何もかもが桁外れ感あるけど、理解はできたわ」
『一くんは?旅行?』
「大学の夏休み利用して来た。ちょっと会ってみたい人が居て」
『そうなんだ♡会えそう?』
「…今日もう会ってきた。
今ので吹っ飛んでたけど、その俺が会いたかった人が牛島の親父さんだったんだよ。
牛島、分かるだろ?」
『若利くん!空井さん!』
「え、空井さん知ってんの…? なんかよくわかんねーけど何この感じ」
『すごいねすごいね、じゃあ今日はこれから宿に帰るの?』
「そうそう、どうせなら歩くかなとか思って」
『夕飯は?』
「…あー今日はどっかで買って宿で食うかな」
『…じゃあ、うちに来ない? ねぇ、いいかな、カズくん?』
「えぇー… やだけど」
「………(怒」
「でもまぁ、いいよ。おれには時間あるし」
『カズくんありがとう♡ 一くん、夕飯一緒に食べよ?今から帰って作るからすぐには食べれないけどそれでもよければ』
「まじか… いいのか? 俺はもっと海外の…」
「目的はなに? 英語? 言葉の通じない人との交流? 旅? 違うんじゃないの」
「………」
「今日はうち来てゆっくりすればいいじゃん。
滞在期間がどのくらいかは知らないけど、こういうのも醍醐味だと思うけど」
「なんかお前ムカつく」
「あ、そ。 で、来るの来ないの? 変な遠慮はやめてね、そういうの嫌い」
「行くわ。 お邪魔します」
紙袋を取りにいって、車停めてるとこまで一緒に歩いて。
一くんも一緒に家へと向かうことに。
わーい!