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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第12章 Hi!











事の顛末を見ていた人たち、
オレンジを拾おうとしてくれたけど拾えなかったひとや、拾ってくれててに持ってる人もいる。

オレンジより向こうにいた人。
路駐してる車の中にいた人。

通り沿いに住んでる人。

道路を挟んで向かい側の歩道にいた人。

たくさんの人たちがヒューヒューと歓声をあげる。拍手が起こる。

その声にハッとして、木の麓に紙袋をそっと置いてカズくんの元へ駆けつける。












「ぅっひょー… ビビったぁ… 今飛んだ?」

「…ごめん、路駐の車の影で見えなかった。ほんと、ごめん」

「いや全然っ ってか、日本人!?」

「あ… うん、そーだけど… 日本人… あ、よかった、止まってくれて本当に」

「フリーズ!って言ったもんな、あれ一瞬で頭フル回転させてなんとかなった…
及川が話してた昔あった事件のがあの一瞬でこんな風に思い起こされるとは…」

「は?」

「あ、ごめんなんでもない。 にしてもあのスピードでよくあんな飛ぶな。
着地で膝とかびーんってなんねーの?」

「びーん? …ねぇちょっと穂波、この人の日本語よくわかんない」

「えっ!? あ、そっかお前現地の子か…」

「いや違うけど」

「え、俺そんな訛ってる?」

「…少し。 でもそういう意味じゃない。 ねぇ、穂波、助けて」











カズくんとその男の人が話してて、
多分その男の人は今しがた起こったことで少しハイになってて、
それで、きっと… いっぱい喋ってるんだと思う。
いつもを知らないけど、そんな口ぶりに感じる。











『あっ、ごめんなさい。それわたしが落としたオレンジなんです。
つい欲張っちゃって、買いすぎて… ってあれ? わたしたちどこかで…?』











どこかで会ったことがある気がする。











「………いや穂波やめてよ、こっち来て早々に2人目とか何。しかも日本人」

「…思い出せねーけど、俺もなんか知ってるような… くそ、及川の顔がなんでさっきからちらつくんだよ…」

『………』











くそ、及川。
クソ及川。












『…岩ちゃん、さん?』
















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