第10章 ゴミ捨て場の決戦!
「けんm
「またやりましょう」
翔陽の言葉に被りながら影山が言う
「おい!おれが今言おうとしてたやつ!」
「あ??しらねぇし」
2人は通常運転だ
と、翔陽が改まって向き直り
「研磨!来年もやろうな!」
と言ってきた
「うん、やろう」
翔陽たちと話してると後ろからクロの声がする
「まーたお前らは「明日も遊ぼうぜ、お前んち集合な」みたいに言う」
キョトンとする2人に
「スルーして」
と伝えた
ふとギャラリーを見渡すと、スコアボードの隣で拍手をする歩と目が合った
歩はおれと目が合うと小さく手を振ってくれた
おれは鉛のように重たい足を引き摺りながら、彼女の元へ近づく
「お疲れ様、研磨さん!」
「…あ、うん超疲れた」
「でも…楽しそうでしたよ!」
「そうだね、楽しかった」
「研磨ァア!抜け駆けすんな!歩どうだった?!俺の勇姿見た?!」
せっかく歩と話してたのに、後ろから音駒3年トリオが近づいてくる
「夜久さん!それはもうヤバイぐらい男前でしたよ!」
「だろ?まぁ…結果は悔しいけどな、歩改めて3年を代表して言わせてくれよ、ありがとな」
「…え?私なんかしましたか?」
「俺ら3年間マネージャーもいなくて、ムサい男たちばっかでずっとバレーやってたから」
「イヤ、俺らそんなムサい系じゃないでしょ?!」
夜久さんと歩の会話にクロが割って入る
「まぁ聞けよ!だから、合宿の時歩がマネージャー代理で来てくれて、本当嬉しかったんだよ」
「そんな、あれは私が勝手に…」
「いや、東京の代表決定戦にまでわざわざ来てくれてさ…俺長年バレーやってきたけど、今年の1年が今までで1番楽しかった!ありがとう」
そう言って夜久さんは手を差し出すと歩とギュッと握手した
「ずーるーいー、俺も歩チャンと握手したいー」
ふざけて言うクロ
「俺からも…橘がいてくれて音駒の士気はすごく上がったと思うよ、ありがとう。できれば来年の合宿もマネージャーやってやってくれ」
海さんが言うと歩は
「私の出る幕なんかないですよ、今日の女子たちの黄色い声援聞いてました?!来年なんてマネージャー志望殺到ですよ」
と笑う