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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第17章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻


「あら、随分と浮かない顔ね」

「那岐か」



竪琴を腕に抱えた那岐を部屋に招き入れる。



「はい、お水。しっかり休めてるの?」



部屋に入るなり、俺の機微に気付けるのはコイツくらいのものだ。

俺にとって彼女は完璧な宮女である。



ただ、最近の彼女は綺麗になったと思う。



七つの頃からの付き合いだ。

こちらとて彼女の変化は分かる。



まだ少女然としているあどけなさが残る面差しに、女性らしい曲線を描く体つき。

最近、宮殿内で那岐を妻にしたいという噂も幾つか耳に入っていた。

そう言えば最近、宇髄が……



「おぅ、冨岡。お前地味なくせに、可愛い子囲ってんだってな?」



と、言っていたが……

綺麗になったとは思う。


宇髄に取られたくない、と反射的に思ってしまったのは……


最近の彼女が庭園に咲く薔薇(そうび)とまでは言わずとも、梔子(くちなし)のような、目立ちはしないが、品のある花のような、凛とした佇まいに見蕩れそうになる。



「義勇様?」


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