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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第17章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも$ 上巻


「場所を変えるぞ。とりあえず、俺の宮に来るといい」



冨岡の部屋は他の王子の部屋よりも家具が少なく、こざっぱりしていたが、代わりに書物が多かった。



「わぁ…」



目を輝かせる彼女に義勇が声をかける。



「どうした?物珍しい物はないぞ?」

「私、本が好きでして……」



蔵書量に思わずうっとりしてしまう。



「そうか。……とりあえず、食べながら聞くとしよう」



冨岡の手に握られていたサンドイッチを受け取り、一口頬張る。


美味しい。
干し肉の塩気と野菜の旨味が丁度いい。


冨岡も那岐も食べ終えてから、話し始めた。


口に物が入っていると喋られないのはどうやら彼女も一緒らしい。


二人は色々な話をした。

お互いの境遇や家族について。


冨岡にとっても共通点の多い彼女との会話は新鮮だった。

二人が仲良くなり、二人の時間が長くなるにつれ、いつしか那岐は不死川の宮から冨岡の宮に移ることとなった。

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