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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





膝の上に乗っている事で、
俺より高い位置にある
睦の顔を見上げると

「…うん。向こうが、
仲良くしてくれるなら」

髪にスルリと指を差し込んで
ちゅ、と額にキスをした。

…こいつは、
どういうつもりでそんな事をするのかね。
その先、なんてモノ
考えちゃいねぇんだろうけど。

「仲良くするに決まってるだろ。
あいつらがどんだけ
お前のこと待ってたと思ってんだ」

「……待ってた?」

不思議でならないといった様子の睦が
俺の目を覗き込む。
額をこつんと合わせて。

……さっきから距離感がおかしくねぇか。
いつもなら近ェだ何だとうるさく言うのは
こいつの方なのに。

まぁ別に、文句はないが。

「あぁ、すっげぇ楽しみに待ってたよ。
睦が部屋から出ねぇのは
俺のせいだって怒られてたな。
もっと優しくしないからだって」

それを思い出すと笑えて来る。

それは最初に須磨が言ったんだ。
『どうせろくに説明もしないで
誤解されたらそのままにしてるんでしょう』
と、涙を溜めて抗議された。
誤解を解いてあげる事も優しさだと
喚いていたっけ。
まったくその通りだったから、
俺はその時も笑ってしまった。
ここへ連れて来た時も、花を贈った時も、
睦は疑い、誤解していたのに
俺はちゃんと説明しなかった。

でもそれは、諦めていたわけでも
面倒だったわけでもなく、
今じゃねぇと思ったからで…。
睦はもう、
殻に閉じこもっていたから
誤解どうこうじゃなく
その殻から出してやるのが先だと思っていたのだ。

「…天元は、優しかったよ。
なのに、そんなこと言われて平気だったの?」 

俺の瞼に囁き、軽く触れる。

「あぁ、平気だ。何言われたって、
俺は自分に正直でいる限り平気だよ」

「自分に…」

「誤解されたって、時期を見計らって
想いを伝えてく。
1回で同意を得ることが難しくても、
真っ直ぐに自分を貫いてりゃあ
ちゃんと通じるだろう?
ほら、こうやって…俺の想いはお前に届いた」

俺からも頬にキスしてやると
幸せそうな笑みを浮かべ、小さく頷いた。

「睦も、あの3人と仲良くしてぇだろ?」

「うん…したい」

おもむろに俺の頭を引き寄せる。
頬を髪に擦り寄せて
その感触を楽しんでいるように感じた。


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