第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜
「…私、…どんな感じ?」
ふと見上げた先に、
いたずらっぽい微笑み。
イヤな予感…
「えらっそうに言うだろ?本心をまっすぐによ」
「っもう!」
私は彼の胸をぺしっと叩いた。
的中だよ!
きっとそう言うだろうと思っていた。
自覚もある。
私は偉そうに言い過ぎだもの。
「何だよ。それがいいんだよ。
俺にあそこまで言えるヤツなんてむしろ貴重だ。
睦が本音でぶつかって来るから
俺も本音曝せるんだから」
「…あんまりよくない気がする」
「わかってねぇなぁ。いいんだよ、そこが」
「ウソよ。可愛げがないでしょ?」
「可愛げがねぇはずなのに可愛いんだ何故か」
ほっぺたに熱が集まっていくのが自分でもわかる。
何でこんな事に…?
「ほら、赤くなっちゃって。可愛いの。
俺は睦が好きなんだから
そのまんまでいいんだよ。
あの後、絶対ぇ俺の国に入ると踏んでいた。
待ち構えてたんだよ、お前が来るの」
我慢が出来ないかのように熱いキスをされ
私はもう全身が燃えてしまいそうだった。
「あんな可哀想なガキがいなくなるように
俺がしてやるから、お前は隣でソレを見てろ」
ニヤリと不敵に笑い、
「もう行こう。ジュリが痺れを切らしてる」
お互いの指を絡ませて歩き出す。
「どの花買うか決まってんのか?」
まるで、空に張り付いたあの太陽のような笑顔で
天元は振り返った。
「濃いピンクのような…
紅色のような色をしたお花がいいな」
「んー…じゃ、それ全部買い占めようぜ」
天元は簡単にそう言うけれど、
ものすごい量あったように見えた。
「全部?」
「あぁ、じゃねぇと
ベッドいっぱいにできねぇだろ?」
あぁ、そんな話をしたっけ…
「でも、自分たちで持って帰るんでしょ?」
「当然だ。しっかり持てよ?」
何だかご機嫌な彼は
やっぱり楽しそうににこにこと笑っていたのだった。
「睦、まだ見てんのか?」
市場から戻り、
私の部屋から続く中庭に出ていた私を
追いかけて来た天元が呆れたように言った。
「だって…全然気づかなかったんだもん…」
私は、天元にもらったペンダントのトップを
指先でつまみ、飽きもせず眺めていた。