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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





「…王の差し金…としか思えねぇ。
親父の命令に逆らえるヤツなんか
いるわけねぇし…
色んな意味でお前は注目されてたから…」

顔も上げずに、
珍しく言いにくそうにしている彼を
不思議に思っていた。

…注目されていた…いろんなイミで…?

「色んな意味でってどういう事?」

「俺が連れてきた新しい女なのに
どこにも顔を出さねぇわ、
連れ出して挨拶をさせろと言われたが
俺が頑として頷かねぇわで」

「…えぇ…?」

「だってお前、すっげぇ塞ぎ込んでたし
無理矢理あんなトコ連れてって挨拶なんて
させられるワケねぇだろ」

…まさかの私の為に、
王様にまで楯突いてくれていたなんて…。
正直嬉しくて
ちょっとにやけてしまいそうな口元を引き結ぶ。

「しかも先の3人がいつまで経っても
懐妊しねぇからと、お前に期待を集めた結果が
あの媚薬だ。…悪かったな」

少しだけ顔を上げ、髪の間からチラリと私を見た。
…そんな話を聞かされて
私がどんな反応を示すのかを窺っているようだった。

…どの話に対しての窺いなのかが
私にはわからなかったけれど…
それでも解決した部分と
更なる疑問を生んだ所がある…。

「…あの媚薬の事はもういいの。終わった事だし。
天元のせいじゃない事もわかったし」

「…そう、か」

あまりすっきりしない様子で返事をする。

すっきりしないのは私も同じ。
私の何がこの人にそこまでさせるのか。
それと、3人もお嫁さんがいて
そこそこ時間も重ねているだろうに
お世継ぎに恵まれないなんて
不自然なように感じるんだ…。

訊いてみてもいいかな…
お嫁さんの事は、
私なんかが口出したらいけないから…
身体の事もあるしナーバスになりがちな話だし。

ただ私のことは…。

「まったくわからない事があるんだけど…」

私が真剣に話し出すと、
天元はスッと背筋を伸ばして

「あぁ、何でも…」

彼も真剣な目を私に向けた。
何でも、答えてくれるつもりでいるのが
ひしひしと伝わってくる。
だから私は、

「私の何が、そんなにあなたに引っかかったの?」

安心して訊くことが出来た。
自意識過剰かとも思われ兼ねないあんな質問、
普段なら絶対にしないけれど、
彼がからかわずに聞いてくれそうだったから、
それに甘えることができたのだ。





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