• テキストサイズ

【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





それはそうでしょうとも…

「俺は立場に甘んじるのはキラいなのー。
そんな事はどーでもいいんだよ。
だからお前に誤解されたくねぇっつってんのに
お前はのっけから横柄だ自分勝手だと
俺のこと罵りやがるし」

「…いつ私がそんなこと言ったの⁉︎」

愚痴は言っていたけれど
天元本人には言っていないはずだ。

「…睦はほんとに世間知らずよ。
あの後宮は俺のモンだって知らねぇのか?」

「……ジャナ?」

刺客がいるのか?

「犯人探しはいいんだよ。
ただ、睦の侍女の
名誉の為に言っとくが、そいつじゃねぇよ。
あいつはお前との会話の一切を語らねぇ。
この俺にさえな」

……ジャナは、王子である天元よりも
私を取ったんだ。
軽く感動を覚えていた私に

「おい、聞いてんのか。
俺のこと、正しく理解しろよ?」

呆れたように…
諭すように話した。

「その為の、お出かけ?」

「いや、それは二の次。
ただ…ここのやつらに睦を
見せびらかしたかっただけだ」

私よりも前を行くので、
はははと笑う彼の顔は窺い知れなかったが
きっと晴れやかだったに違いない。

この人は、立場上
計算するってことも知っているだろうに
そんな事お構いなしに
天真爛漫に振る舞うのだ。
そこが、民に好かれる理由なのかなぁ…?

そんな疑問、まるでお見通しであるかのように

「ここは、俺がガキの頃の逃げ場だったんだよ」

「逃げ場…?」

「王宮は大人ばっか。いるのはまだ幼い弟ひとり。
大人たちはこぞって俺たちにおべっか使うし
つまらねぇ言葉並べ立てるし
まったくワケわからなくてよ」

遠い目で語る彼は
歩を緩め私の隣に並んだ。
繋がれた手に力が入ったのは
私の気のせいでなんか無いはずだ。

「でも王宮抜け出して、ここに来たら
最初こそ遠慮してたヤツらも
俺のことをちゃんとひとりの人間として
扱ってくれたんだ。
立場や位なんて関係なく接してもらえて…
初めて人の温もりを知った。
嬉しかったし、楽しかった…」

私はその話を聞いて、この人の孤独を知る。
そうか…
どんな人にも、いろんな何かがあるよね…


/ 2219ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp